教育方針

梅ヶ原幼稚園は「遊び」「体験」を通じて子どもの心を育みます

「遊び」と「体験」

子どもたちが「遊び」と「体験」を通じて

  • 「他に対する思いやり」
  • 「自分でやってみようという意欲」
  • 「これから生きていく上での知恵」
  • 「して良いこと悪いことの区別が出来る」

を育むことを基本としているため、梅ヶ原幼稚園の子どもたちは、行事の日を除き、登園後からお昼ごはんを食べる前まで先生や友達と遊びこみます。担任は子ども達の様子を見て、前日までに環境の設定や準備をし、子どもたちの遊びが発展するよう援助します。


3歳、4歳、5歳という一年間の年齢差は、我々大人の10年間位に相当し、一年間で相当成長、発達するものです。3歳の入園当初は一人で遊ぶことが多いものですが、徐々に二人で遊ぶ事からグループで遊ぶ、クラス全体で遊ぶといった具合に、遊びも人間関係も拡がっていきます。遊びの中には当然「ルール」が出てきます。遊びこむ事で「ルール」も理解していきます。 時には、自分の思いが通じないことからケンカになることもあります。このことも人との関わり方を学ぶ一つの段階です。

 

また、今の時代、実際に自分で体験する機会が減っているからこそ、梅ヶ原幼稚園では、なるべく体験することを大切にしてます。体験して獲得したものは、知識だけで得たものと違って、大きな自信がつき、次のステップへとつながるからです。これは、生きていく上での知恵となります。学問も大切ですが、実際に体験をする事のほうが大切な事です。

年齢(発達段階)に応じた援助、指導

年齢に応じて獲得するものが違います。また個人によっても異なります。

 

虫採り、水遊び、ままごと、お店やさんごっこ。遊ぶ内容はいろいろですが、担任は年齢にあった、その子どもにあった援助、指導を行います。無理な事を子どもに課すことはせず、あくまでも子どもの立場に立って援助、指導をしていきます。


体育遊び

学校のような体育指導ではなく、男の先生と遊ぼうという感覚で体操教室の先生と体育遊びを行っています(週に1回)。

 

ただし5歳児年長組の運動会には組体操を行いますので、組体操の練習は少しハードな面もありますが、この練習を通して我慢する事や、クラスの意識が高まるのも事実です。 


英語遊び

本園での英語遊びは「異文化に触れる」という事から始まりました。

 

そのため、発音やスペルなどの学習ではなく、先生と英語で歌ったり、リズム遊びやゲームをしたり、英語の絵本の読み聞かせなどを中心に楽しい時間を過ごします。

月2回英語の先生に来てもらい、30~40分ほど遊びます。

 


造形遊び

5歳児、4歳児を対象に、東京のカワイ造形教室の先生に来てもらいっています。「木工遊び」では、かなづちで釘を板に打って色々なものを考えながら作り遊んだり、「フィンガーペインティング」では、水着になって園庭でダイナミックな絵を書いたりします。

この造形遊びは、出来上がった作品の評価よりも、そのやっているプロセス(過程)を大切にし、子ども達の心の解放を主旨としたものです。


たのしいクッキング

カレー、デザート、おにぎり等を作ります。包丁で野菜の皮をむいたり、刻んだりなどし、楽しく行います。おにぎりやフルーチェはおいしくいただきます。

 


お泊り、遠足

年長組になると、お泊り保育や遠足の機会があります。

遠足は茨城自然博物館(茨城県坂東市)、あすなろの里(常総市)に出かけ宿泊し、楽しく過ごします。3学期には電車で池袋サンシャインまで出かけ、プラネタリウムや水族館を楽しみます。


季節の行事

他にも「どじょうつかみ」「スイカ割り」といった季節に応じた行事の中で体験する事も多くあります。また「お寺での座禅体験」もあります。